【 鏡浦台の日の出 】
ソウルの東に位置する江原道(カンウォンド)は手付かずの自然が美しいところです。湖の都市・春川(チュンチョン)をはじめ、グルメ旅行を楽しむのにぴったりの束草(ソクチョ)、様々な体験や見どころが溢れる江陵(カンヌン)など、多種多様なテーマで旅を楽しめます。また、2018年には平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが開催されることから、より大きな関心をあつめているエリアでもあります。山と海の両方を楽しむことができ、季節ごとに美しい風景が見られるのが江原道旅行の大きな魅力です。
南怡島(ナミソム)
南怡島の名前は、この島に朝鮮時代の武将である南怡将軍の墓があることに由来します。元々は島ではありませんでしたが、清平ダムを造成するときにここの周囲が水に沈み、島となりました。南怡島は景色の美しい場所が多いので、カメラを持って撮り歩きをするのにいいところです。南怡島の見どころはメタセコイア並木と松坡(ソンパ)イチョウ並木で、ドラマや映画、CMによく登場する南怡島最高のビューポイントです。秋には落ち葉で、辺り一面が黄色のじゅうたんとなって幻想的な風景を醸し出します。
- 住所:江原道 春川市 南山面 南怡島キル1
- 利用時間(船舶運航):7:30~21:40
- 利用料金:大人10,000ウォン、外国人観光客8,000ウォン(往復渡船料込み)
- ホームページ:http://namisum.com/ja/(日本語)
正東津(チョンドンジン)海岸でレールバイク乗車、江陵(カンヌン)コーヒー通りで休憩
時間に余裕があれば2ヶ所ともまわりたいところですが、バスに乗って移動するのにかなり時間がかかるため、このコースではどちらかを選択します。春や秋の過ごしやすい季節は正東津海岸のレールバイク、夏や冬は江陵コーヒー通りで一息入れるのがおすすめです。

正東津はソウルの光化門(クァンファムン)から正確に東に位置することからその名が付きました。
海のすぐ近くに正東津駅があり、美しい海辺を見ながら正東津レールバイクを楽しむことができます。
レールバイクは、特に春と秋に人気があり、厳寒期は安全上の問題により運休となります。
海を見ながらコーヒーを飲むなら安木(アンモク)海岸へ。最初は自販機があるだけでしたが、
徐々にカフェができはじめ、現在では海沿いに個性的なカフェがずらりと軒を連ねています。
香り高いコーヒーをゆっくり味わいながら、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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正東津レールバイク
- 住所:江原道 江陵市 江東面 正東駅キル17
- 利用時間:11月~2月9:00~16:00(厳寒期は運休)、3月~10月9:00~17:00
※2017年年末までにレールバイク修理後、再運行予定 - 料金:2人乗り15,000ウォン、4人乗り20,000ウォン
- ホームページ:http://www.sunbike.kr/opGuide/opPay.asp(韓国語)
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江陵コーヒー通り
住所:江原道 江陵市 滄海路17
アバイ村で渡し船体験
束草でもっとも特色のある旅行先といえばアバイ村です。アバイは「おじいさん」を意味する北韓(北朝鮮)の咸鏡道(ハムギョンド)の方言で、1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)のときに咸鏡道から避難してきた人々が住んでいます。アバイ村に行くには、束草市内からケッペという渡し船に乗ります。船での移動距離はわずか50メートルですが、ここならではの珍しい体験をすることができます。
アバイ村に到着したら村を一周してみましょう。壁にさまざまな絵が描かれており、記念写真を撮るのにぴったりです。
- 住所:江原道 束草市 青湖路122
- 料金(ケッペ):片道200ウォン、往復400ウォン
- ホームページ:www.abai.co.kr(韓国語)
鏡浦台(キョンポデ)から鏡浦湖(キョンポホ)を眺望
鏡浦台といえば海水浴場が有名ですが、鏡浦台とは高麗時代に建てられた亭子(あずまや)の名前で、ここから鏡浦湖を眺めることができます。
鏡浦台はどの季節に行っても美しい自然を見ることができますが、特に鏡浦台桜祭りが開かれる4月は大変美しく、大勢の人が訪れます。また、初日の出スポットとしても人気があります。
- 住所:江原道 江陵市 雁峴洞 山1-1 鏡浦台海水浴場一帯
- 料金:鏡浦台亭子および鏡浦湖公園無料(常時開放)
サンクルーズテーマ公園散策
正東津(チョンドンジン)海岸の絶壁に位置するサンクルーズリゾートは船の形をした面白い建物で、2014年にCNNより韓国でもっとも風変わりな異色宿泊施設として選ばれたことがあります。サンクルーズリゾートは夜景もさることながら、朝、水平線から日が昇る様子も大変きれいです。
サンクルーズリゾートの周辺には「祝福の手」をはじめ、様々な芸術作品がある日の出公園、緑の芝生と湖が調和をなす芝生公園、透明なガラスの床を通して海が見えるガラス展望台などがあります。
- 住所:江原道 江陵市 江東面 献花路950-39
- 運営時間:日の出の30分前~日没まで
- 料金:大人5,000ウォン
- ホームページ:http://japanese.esuncruise.com/park/themapark.html(日本語)